台湾から来ている留学生とお昼ご飯を食べながら話していたら、就職の話になりまして、台湾の就職事情と日本の就職事情がびっくりするくらい違ったので、まとめようと思います。
就職だけでなく、大学院生の扱いも日本とはかなりギャップがありましたし、軍隊制度と就職する企業にも関連がありました。
台湾は、日本と結構性質が似ているのかなとは思っていましたが、なかなかのギャップに驚きです。
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年功序列?ああ、40年前に無くなったよ!
しょっぱなから度肝を抜かれましたが・・・、年功序列は全く存在しないとのことです。
聞くところによると、その子のお父さんの世代で辛うじて存在していたそう。それでは、役職や給料を分けるのはなんなのか?
会社のどれだけ長く勤務したかではなく、能力によって役職も変わる。


年齢は関係ないからね。
日本は年功序列の風土が非常に強く残っているので給料はどちらかと言えば年齢によって分けられますよね。台湾は能力別に分けられます。
仕事をしてその出来具合を上司が見て判断し、昇格や増給を決めるようです。
なので、若くしてどんどん上に上がることもあれば、40歳50歳になってもポジションが上がらず給料も上がらない人も当然いると言うことです。
「能力あるものに優しい台湾、会社での在籍年数に重きをおく日本。」
人によって好みが分かれそうですね・・・。お国の発展のためには、明らかに前者ですが。。
台湾では転職して当たり前。新卒で入る会社は「経験のため」
転職を繰り返して当たり前だそうです。
しかも、新卒で入る会社は経験のために入るそうで多くの社員が 1、2年で辞めるそう。
自分で転職することもあればハンティングされて職を変えることもあると。
新卒での初任給が15万 平均では10万円ほど。
新卒で会社に入った場合、大企業では初任給が15万円ほどで、平均するとだいたい10万円ほど。日本と比べると低いですが、物価などを考えると、水準としては変わらない印象です。
学位がものすごく大事
学位によって年収に大きく差が出るそうです。会社に入った時にポジションも学位によって大きく変わるというから驚きです。学部卒より修士。修士より博士が良いわけです。
日本では、多少の給料の差はありますが、働く内容はというかポジションまで変わることはあまり聞かないですよね。
修士(マスター)の学生にも給料が出る。
さらに驚かされたのが、大学院生には基本給料が出るということ。
友達の研究室はあまりお金がないらしく、修士の学生には月に2万円出ると言っていました。その友達でお金持ちの研究室にいる子は月8万円もらってるよ〜と言ってました。

修士の学生にも給料が支給されるとなると、当然博士(ドクター)の学生にはそれ以上に給料が支給されます。
台湾の軍隊制度と大企業への就職も関係ある。
台湾には徴兵制度があります。(ドヤって言ってますが、知りませんでした・・・。)
一昔前までは1年間をしなければいけなかったのですが、現在では4ヶ月みたいです。
面白いのが、大企業に入ればそれが免除されるとのこと。(正確には2週間だけで良い。)運動嫌いな草食系男子は、勉強頑張って大企業に入って兵役免除の道を目指す人も多いようです。
台湾は、ドクターが多すぎることがある種の問題になっているそうです。

(日本とは大違いですね。)
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転職当たり前、年功序列なし、学歴大事な台湾の就職事情。
ざっとまとめると、
- 年功序列はなく、能力によって役職と給料が決まる。
- 転職をするのは当たり前。新卒で入る会社は、「経験」のためと考える人が多い。
- 大学院生は基本給料が出る(研究室の財力がモノを言う)。
- 大企業にはいれば、兵役が免除される可能性が高い。
海外の就職事情を知ると、日本の就職の特殊さがどんどん垣間みえてきますね。これからもいろんな国の人に就職事情を聞いてみたいと思います!
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